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一級建築士事務所 創環境Design
ホーム お財布とヒトにやさしい住まいのヒント 第4回

Vol.4 / 12

固定費を下げる工夫①:電気代と太陽光発電

タイムス住宅新聞 連載「お財布とヒトにやさしい住まいのヒント」|一級建築士 村山 創

私たちが毎日使っている「電気」。照明、テレビ、冷蔵庫、エアコンなど、電気がなければ暮らしは成り立ちません。実は、家の中で使うエネルギーの多くが、この「電気」です。2023年から、戦争の影響で燃料の価格が高騰し、日本でも電気代が大きく上がりました。沖縄電力ではなんと、33%も値上げがされています。家計にとってはとても大きな負担増です。

こんな時代だからこそ、注目されているのが「太陽光発電」です。これまで太陽光発電というと、「発電した電気を電力会社に売って収入を得る」というイメージが強かったかもしれません。でも最近は、「電気を売る」より「自分の家で使う(自家消費)」方がメリットが大きいのです。

自分の家で発電して、その電気を自分たちで使えば、高くなった電気を買わずにすみます。つまり、電気代を大きく減らせるということです。しかも沖縄は、全国でもトップクラスの日射量がある地域なので太陽光発電にはとても向いています。また、太陽光発電は停電したときにも非常用電源として活躍してくれます。台風が多い地域にとっては、とても心強い存在になり、蓄電池の導入も増えています。

売る電気と買う電気の単価比較(2025年度)

さらに、夏の暑さが厳しい沖縄では、エアコンもたくさん使います。電気代の中でも大きな割合を占めていますよね。では、皆さんはエアコンを選ぶとき、何を基準にしていますか?実は、家電のカタログに書かれている「年間の電力消費量」という数字がとても参考になります。この数字を使って、1年間にどれだけ電気を使うか、そしてそれがいくらかかるかを簡単に計算することができるんです。たとえば、冷房期の電力使用量が「300kWh」と書かれていれば、1kWhあたり60円で計算すると、300kWh × 60円 = 18,000円。これが夏の冷房代の目安になります。

エアコンの冷房期間の電気代計算

ちなみに、電気代は「電気単価」だけでなく、「再エネ賦課金」という料金も加わります(2025年は3.98円/kWh)。今の家庭用の電気料金は、契約内容によって異なりますが、賦課金を加えると1kWhあたり44円〜60円くらいが一般的です。こういった電気代を抑えながら、快適で安心な暮らしを実現するために、国も新しい住宅づくりを応援しています。今年から始まった「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」への補助金制度では、太陽光発電などを導入して、家庭のエネルギーをほぼゼロにできる住宅に対して、最大160万円の補助金がもらえます(GX住宅については別回で説明します)。仕組みを知ると、節約のヒントが見えてきます。ぜひご家庭でも電気代に関心をもってできることから見直してみてはいかがでしょうか。

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